書籍(種関連)
固定種・在来種・自家採種・種屋などを深く知る書籍
のうりん
岐阜県の農業高校を舞台にしたギャグ系ライトノベル(2014年アニメ化)
作者白鳥士郎氏の入念な取材に基づいた農業関連の話題が出てくる。GM食品、家畜福祉、食料自給率、植物病理、ET牛、昆虫食、品種改良等テーマの幅が豊富。
原作3巻・アニメ10話で固定種とF1種に関する話が出ており、はじめて「固定種」の存在を知った自家採種の原点となった作品。
固定種のナスの味に感動した校長先生が巨大化して学校を破壊し、そのまま宇宙に飛び出したシーンは忘れられない。
シードフィリアとしては種苗メーカーのカタログ・オリジナル品種に関する話が出てくる11巻の「とある農家の品種目録(インデックス)」もかなり面白い。
小林種苗、ナント種苗、タキイ種苗、カネコ種苗、トキタ種苗など有名な種苗メーカーの珍名な品種が多数紹介されている。
平安時代から続く岐阜が誇る干し柿の王様「堂上蜂谷柿」、岐阜県在住の尾関二郎氏が苦労の末育種した「みのにしき」など岐阜に関するご当地ネタも多い。
2026/6/13 最終巻14巻が発売され完結しました。
大変な状況の中で、期待するファンのために諦めずに物語を届けてくださった白鳥氏の情熱、そして「入念な取材に基づく農業ネタ」と「青春、シリアス、そしてときにギャグ要素全開の平常運転」で、最高の形で最後まで描き切ってくださったことに深く感謝しております。
タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ
中学3年で「鶴頸種苗流通プロモーション」を起業した小林宙さんの著書
在来種・伝統野菜が減りゆく現状において、多様な種を残すことの有用性として食文化を守ることと、人類の生存戦略に役立つことを述べている。
屋号「鶴頸種苗流通プロモーション」には種の流通を促進することへの思いが込められている。種の地域間の交流や品種の移動を加速化することが狙いだ。
個人的に好きな個所は「第2章 伝統野菜を守るために」の「仕入れたタネをそのまま売るという信念」。
種は基本的に自家採種を続けると栽培している個所の環境に適合し、独自の味や形質を持ったものへと変わっていく。
一方、伝統野菜の多くはその種をつないできた採種農家や種苗店のたゆまぬ努力により、味や見た目などの形質が元の種から大きくかけ離れないように維持され続けてきた。
伝統野菜の種を育てて自家採種した種を売るのではなく、仕入れた種をそのまま売ることは伝統野菜だけでなくその背景にある文化や技術を守り、多くの人に広げていくことにつながるのである。
タネが危ない
固定種でおなじみの野口種苗研究所野口さんの著書。
固定種・F1種などの種子や育種に必要な基本的な知識(メンデルの法則、除雄、雄性不稔、自家不和合性、戻し交配等)、F1種の交配親の育種の進化の流れ(手作業で除雄→自家不和合性の植物に対し蕾受粉→戻し交配による雄性不稔親の育種)、作物ごとの固定種・F1種の流通状況など、種苗関係者でなければ得にくく難しい情報を初心者にも分かりやすく説明している。
雑種強勢のたまものにより形質や成長速度が均質化したF1種の大量生産への適性・メリットを説明する一方で、家庭菜園における固定種の自家採種による栽培を推奨している。
固定種は親の形質が確実に遺伝し、さらに何年を自家採種を繰り返すことで環境に適合し、自分オリジナルの種子が誕生するからだ。各地で種取りし続けられた固定種が、将来の農業を救う可能性を述べている。
個人的に面白いと思った個所は、小松菜とカブを親にした固定種とF1種の育種方法の説明。
固定種の場合は自分の目的とする特徴を持った株から何年も自家採種を繰り返す(人類が原始時代から経験的に行ってきたこと)
一方、F1種の場合は蕾受粉(手作業でやるのは非常に大変)を繰り返して純系の自家不和合性を持たせた親を作る必要がある。F1種を作るのには多大な労力がかかるのである。
種をあやす
長崎の種取り農家岩崎さんの著書。
自身を育種家や採種農家ではなく「種取り農家」と称し、自家採種してきた在来種の野菜とともに暮らしてきた日々の喜びや野菜の魅力をつづっている。
紹介している書籍の中では特に文章が読みやすく、詩的で引き込まれるような文章のため、初心者に特におすすめ。
個人的に面白いと思った個所は、1.長崎を代表する在来種「雲仙こぶ高菜」復活の話。かつて販売していた種苗店が店をたたみ種子が手に入らないと思われていたが、家庭菜園用に種をつないでいた人の手を経て岩崎さんの手に渡り復活を果たした話。
2.あえてこぼれ種から育て雑草とともに育てた中から選抜する方法をとっている話。昔の手間を省くためにあえてこぼれ種から育てていた農法や、現代注目されている自然農法に通じる思想を感じる。
情熱のたね エアルーム野菜のはなし
岡山市のレイヴンファームさん作・絵担当はイラストレーターのきのしたちひろ氏
かわいらしいワタリガラスのイラストとともにエアルーム野菜の魅力、歴史、作者の思いが込められた一冊。
少しでも多くの人に読んでいただきたく、種交換会に持って行っています。
日本水稲在来品種小事典
近代になると各地で育種家達によって各地の気候や風土に合ったお米、つまり在来のお米が選抜や交配で作られ育てられてきた。これを水稲在来品種と呼び、愛国、亀の尾、旭、神力をはじめ現代の主力品種のルーツとなった品種を紹介している。
現在は主力品種に置き換わっていてほとんど栽培されていないが、早生、多収、耐病性、耐寒性、短稈(倒伏しにくい)、良食味など各品種の特性はいまの主力品種にも生き続けている。
これを読めば各地の在来品種の顕彰碑巡りをしたくなるはず。(読んで早速島松の「寒冷地稲作発祥の碑」に行ってきた)
詳しくない感想はこちら(気になる方は是非本書を読んでみてください)








日本の品種はすごい うまい植物をめぐる物語
育種技術、市場を席巻するメーカーのF1種、在来種や伝統野菜、古文における野菜など幅広く書かれており面白い。
美味しそうな品種、個性的な品種、育種に関わった先人の話が取り上げられており、育種は素人だけど品種について詳しく知りたいという人におすすめ。
固定種・F1種に関わらず、良い品種を作るためにはできるだけたくさんの純化された固定種や在来種を持っておく必要があるので、育種技術者は固定種や在来種の価値を深く理解していると言える。
また、各地の伝統野菜で品質の均一化の観点からF1種が使われている例が紹介されている。
伝統野菜=在来種=固定種というイメージが強かったので、実はF1種が使われているケースが多いというのは興味深いし面白い。
詳しくない感想はこちら(気になる方は是非本書を読んでみてください)
古来種野菜を食べてください。
古来種野菜の販売に特化した八百屋warmerwarmerを経営する高橋さんの著書。
「古来種野菜」とは伝統野菜・固定種・在来種・在来作物などをすべてをひっくるめた高橋さんが作った造語である。
特に狭い集落や数名の農家によって細々とつながれてきた多種多様なの在来作物などの古来種野菜の種を絶やしたくない、食卓の中にせめて一皿でも古来種野菜を使った料理があってくれればという著者の思いが伝わってくる。
新規就農者にとって最大の課題は野菜の販売先であり、また既存農家にとっても安定した取引先を確保することは重要である。
また、在来作物の保護において重要なのは、種子を保護することに加え、消費者や経済活動の上に載せていくことである。
物流や販売の観点から在来野菜を仕入れて売り、食べてもらう、生産者と消費者をつなげる仕組み作りや著者の思想を学ぶことができる。
日本のうつくしい野菜
warmerwarmerの高橋さんが15年かけて撮影し続けてきた、200点の古来種野菜を紹介する書籍。
初めて出会う古来種野菜の写真の美しさには息をのむこと間違いなし。
ぜひこの目で美しい野菜たちを見ていただきたい。
以下、印象に残った文を引用
『現代社会において、この野菜(古来種野菜)を栽培するにしても、お手伝いするにしても、情報発信しても広めるにしても、それだけで生計を立てるのは本当に難しいことです。
それなのに、関わる皆さんは情熱にあふれる方ばかり。その姿にはいつも驚かされ感動しっぱなしです。』
個人的には、お金になるとかよりも、植物や生物全般がもともと好きだから全てが面白い、奥が深い、魅力的、だから勝手に手が伸びるし、もっと知りたくなる。
在来作物に関わることで生計が立てられたら一番理想だけど、そんなことより本当にやりたいことをできなかった人生の中で、好きになれるものに出会えたのだから全力でぶつかりたい、と思える。
本書で紹介された古来種野菜のうち自分が栽培している野菜とともに紹介した記事
在来作物を受け継ぐ人々 種子(たね)は万人のもの
民俗学の視点から各地の在来作物に関わる伝承、栽培技術、民話、貯蔵法などをまとめている。
「ただでもらった種からはいい実がならない」「万が一の不作に備え種は次の収穫まで保存する」「同じ畑で取り続けていると株が小さくなる(=矮性化)ので定期的に同じ品種で違う畑の人の種と交換する」など昔の人が経験から得た知恵は今の種取りにも役立つ知識が多い。
江戸時代各地で農民たちが稲の種を交換していたことが記録に残っており(つまり現代でいう種交換会)、昔の人が各地の種を混ぜて育てることでより良い種を作ろうとしていたと考えられる。
高知県梼原町にある「種子換え地蔵」では、参拝した人は種をもらう代わりに種を置いていく。現代でいうシードライブラリーの感覚に近い。種に対する考え方は昔も今も大きく変わらないのかもしれない。
種子が消えればあなたも消える 共有か独占か
比較的難解な本だが、種子に関わる者として体系的に知識を得ることができたと考えている書籍。
種子法の概要(簡単にいうと、県に種子の生産と奨励品種の決定を任せる)、ITPGR(食料農業植物遺伝資源条約)とUPOV(植物の新品種の保護に関する国際同盟)、他国の品種保護の規定(インド、フィリピン、ノルウェー、EU等)、海外の種子保護ネットワークの事例紹介、民間ジーンバングや伝統野菜におけるF1種の活用など取り扱っている話題の幅が広い。
種子法廃止でどうなる?種子と品種の歴史と未来
稲の育種史や稲の種子の生産流れがよくわかる本
研究開発(育種家種子)→手作業で雑草や異品種を除去して純化(原原種)→純化した種子を増やす(原種)→採種農家で病気株や倒伏株を除いて収穫、さらに発芽試験して品質を担保(採種家種子)、と厳格な手順を踏んで稲の種籾は生産されている。
品質の高い稲の種子が農家の手に渡るまでに多くの苦労があるということはもっと知られるべきだと思う。
書籍(各地の在来作物)
各地の個性的で魅力的でおいしい在来作物を深く知る書籍
都道府県別地方野菜大全
2002年に各県の農業試験場の関係者やタキイ種苗出版部が編集した地方野菜の大全集。
各県の伝統野菜・在来作物に関する情報が詳細に掲載されている。
野口のタネ、在来品種データベース、日本のうつくしい野菜など、種苗や在来作物に関連する著作物の多くが参考にしている書籍である。
個人的には旅行の際の必携書籍となっている。
行先の県が決まったら、訪問前に本書で情報を確認するようにしている。
奈良のタカラモノ
奈良の在来種研究家三浦さんの著書
前半は奈良発祥の文化や食べ物、後半の奈良の伝統野菜「大和野菜」に関する解説。
詳しくない感想はこちら(気になる方は是非本書を読んでみてください)
おしゃべりな畑 やまがたの在来作物は生きた文化財 -どこかの畑の片すみで partⅡ-
上記2冊の詳しくない感想はこちら(気になる方は是非本書を読んでみてください)
あきた伝統野菜 種と人の物語
2025年8月に出版されたあきた郷土作物の力作
当時の感想文「最後に見たことのある秋田の伝統野菜の紹介
これはまだほんの一部にすぎない また秋田に行くしかない」
→1年の時を経て、2026/7/18-21に秋田に行きました
土と人と種をつなぐ広島
上記4冊の詳しくない感想はこちら(気になる方は是非本書を読んでみてください)
書籍(各地の在来作物系その他)
| 地域 | 著者(敬称略) | 書籍名 | 出版年月 |
|---|---|---|---|
| 秋田 | あきた郷土作物研究会 | あきた伝統野菜「種と人の物語」 | 2025/08 |
| 山形 | 山形在来作物研究会 | おしゃべりな畑 やまがたの在来作物は生きた文化財 -どこかの畑の片すみで partⅡ- | 2010/01 |
| 山形 | 山形在来作物研究会 | どこかの畑の片すみで 在来作物はやまがたの文化財 | 2007/08 |
| 長野 | 産直新聞社 | 産直コペルvol.71 | 2025/04 |
| 長野 | 大井美知男 市川健夫 | 地域を照らす伝統作物 | 2011/10 |
| 静岡 | 静岡在来作物研究会 | しずおかの在来作物 風土が培うタネの物語 | 2014/10 |
| 滋賀 | 長朔男 | ふるさとの財 近江の在来野菜誌 | 2023/02 |
| 兵庫 | ひょうごの在来種保存会 | つながっていく種と人 ひょうごの在来作物 | 2016/03 |
| 奈良 | 三浦雅之 | 奈良のタカラモノ | 2024/11 |
| 広島 | 花井綾美 | 土と人と種をつなぐ広島 | 2023/05 |
| 日本 | warmerwarmer | 日本のうつくしい野菜 | 2025/09 |
| 日本 | 味の素食の文化センター | vesta 132号 伝統野菜・在来作物 | 2023/10 |
| 日本 | 西尾敏彦 藤巻宏 | 日本水稲在来品種小事典 | 2020/03 |
| 日本 | タキイ種苗出版部 | 都道府県別 地方野菜大全 | 2002/11 |
| 東北 | 佐々木寿 | 東北ダイコン風土誌 | 2011/10 |
映像作品
NORIN TEN~稲塚権次郎物語
背が低いので倒伏しにくく収穫量の高い奇跡の小麦「農林10号」の開発者、稲塚権次郎氏を題材にした映画
秋田・岩手の農事試験場で陸羽132号、水稲農林1号、小麦農林10号の開発にかかわる様子が描かれていた。
稲同士を掛け合わせる様子、特に真夏のビニールハウスの中で母親株からピンセットで雄蕊をすべて取り除いてから父親株の花粉をかけるシーンは見所。
現在DVDは販売していないが、YoutubeやAmazonでレンタル・購入が可能。
この映画を見た後、農林10号の親であるターキーレッド、先祖であるフルツの実物を見て背の高さに非常に驚いた。
先人の努力により今当たり前のように見る背が低く収穫量の高い小麦があるのだということを実感する。
鴻巣25号(短桿種)とフルツ(長桿種)の比較


品種データベース
在来品種データベース
伝統野菜を研究する山形大学農学部と農研機構が制作した日本各地の在来種を紹介するデータベース。
品種特性、伝統的利用法、栽培・保存・継承の現状などを紹介している。
流通品種データベース
日本国内で流通している品種の品種登録の有無等を簡易に検索できるようにしたデータベース。
品種登録データ検索 で検索可能な農水省登録品種(取下・育成者権消滅含む)以外に、種苗メーカーが開発した一般品種の情報も確認可能。
対象の種子について種苗法の登録品種・商標登録の有無を確認することができる。
自家採種した種子を譲渡するにあたり、種苗法の登録品種・商標登録された品種のどちらにも該当しないことを確認したい場合に便利。
各県の伝統野菜の認証制度
県が認証制度を設けて条件を満たしたものを伝統野菜としていることが多い。
各県の認証制度、認証の条件を整理してみた。
※江戸東京野菜はJA東京中央、加賀野菜は金沢市が認証している。他は全て県が認証している。
基本的にどの県でも郷土料理や地元の食文化との繋がりを重視している。
条件とする年代は昭和20年より前、つまり戦前が一番多い。
秋田・長野・愛知は昭和30年代より前としているが、この時代はF1種の普及や食の洋風化が進んだ時代でもある。
関西地方はさらに前から栽培されていることを条件としており、中でも京都・滋賀は明治以前と条件が厳しい。
| 都道府県 | 名称 | 認証条件(抜粋) | 年代 |
|---|---|---|---|
| 秋田 | 秋田の伝統野菜 | 昭和30年代以前から県内で栽培されていたもの。 地名、人名がついているなど、秋田県に由来しているもの。 現在でも種子や苗があり、生産物が手に入るもの。 | 昭和30年代以前 |
| 山形 | 山形おきたま伝統野菜 | (1)置賜地域で概ね昭和20年以前から栽培されている在来種 (2)置賜地域の歴史と食文化を伝えるもの | 昭和20年以前 |
| 山形 | 最上伝承野菜 | 最上地域特有で概ね昭和20年以前から存在していた野菜・豆類など 現在も最上地域で栽培され、自家採種しているもの | 昭和20年以前 |
| 山形 | 村山伝統野菜 | 村山伝統野菜 ①村山地域で、優れた郷土の食材として親しまれてきた野菜 ②おおむね昭和20年以前から栽培・利用されてきたもの ③地域で品種、系統が維持されているもの ④現在、種苗が入手可能なもの | 昭和20年以前 |
| 山形 | 食の至宝雪国やまがた伝統野菜 | 1.その地域で栽培・利用されてきた固有の野菜、穀物、果樹など 2.自家採種により品種、系統が維持されてきたもの 3.年代は概ね昭和20年以前(戦前)から栽培されているもの 4.現在、種子や苗が手に入るもの | 昭和20年以前 |
| 東京 | 江戸東京野菜 | 江戸東京野菜は、江戸期から始まる東京の野菜文化を継承するとともに、種苗の大半が自給または、近隣の種苗商により確保されていた昭和中期までのいわゆる在来種、または在来の栽培法等に由来する野菜のこと。 | 昭和中期まで |
| 石川 | 加賀野菜 | 現在、加賀野菜には15品目が認定されており、これらは全て昭和20年以前から栽培され、現在も金沢で栽培されている野菜です。 | 昭和20年以前 |
| 福井 | 福井百歳やさい | 一、生産者自らが、種をとり栽培している。 二、100年以上前から栽培されている。 三、地域に根ざした作物である。 | 100年以上前 |
| 長野 | 信州の伝統野菜 | 来歴 地域の気候風土に育まれ、昭和30年代以前から栽培されている品種 食文化 当該品種に関した信州の食文化を支える行事食・郷土食が伝承されている 品種特性 当該野菜固有の品種特性が明確になっている これらの条件を満たす物のうち、認定委員会の意見を得て長野県が選定したものが「信州の伝統野菜」となります。 | 昭和30年代以前 |
| 岐阜 | 飛騨・美濃伝統野菜 | 岐阜県内で古くから栽培されている特色ある野菜・果樹等のうち、 一定の要件を満たす品目・品種を岐阜県が認証したもの。 1.岐阜県で主に栽培されていること 2.岐阜県の気候風土により特性がみられること 3.古く(昭和20年以前)から栽培され、地域に定着していること | 昭和20年以前 |
| 愛知 | あいちの伝統野菜 | 昭和30年頃に栽培されていたもの 地名、人名がついているものなど愛知県に由来しているもの 今でも種や苗があるもの 種や生産物が手に入るもの | 昭和30年以前 |
| 三重 | 美し国「みえの伝統野菜」 美し国「みえの伝統果実」 | ①生産量 生産量が確保でき、市場等に出荷されている ②歴史性 地域で50年以上前に栽培されている事実があり、現在も栽培されている。 ③地域性 地域の祭事等での活用や地域に伝わる郷土食のレシピがある等地域において欠かせないものとなっている。 ④商品価値 三重の農産物のイメージアップを醸成できるもので、県外等生産地域外の消費者にも評価されることが期待できる。 ⑤品種・品質 品種の純粋性が確保されている。あるいは、現在も伝統野菜・伝統果実としての特徴や一定以上の品質が確保されている。 | 50年以上前 |
| 滋賀 | 近江の伝統野菜 | 以下の条件を満たす伝統野菜を県が「近江の伝統野菜」として認定します。 原産地が滋賀県内で概ね明治以前の導入の歴史を有している。 外観、形状、味等に特徴がある特産的な野菜。 種子の保存が確実に行われている。 | 明治以前 |
| 京都 | 京の伝統野菜 | (1)明治以前の導入栽培の歴史を有する。 (2)京都市域のみならず府内全域を対象とする。 (3)たけのこを含む。 (4)キノコ類、シダ類(ぜんまい、わらび他)を除く。 (5)栽培又は保存されているもの及び絶滅した品目を含む。 | 明治以前 |
| 大阪 | なにわの伝統野菜 | (1)昭和初期以前(概ね100年前)から大阪府内で栽培されてきた野菜 (2)苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種、栽培方法によるもの、又は府内特定地域の気候風土に育まれたものであり、栽培に供する苗、種子等の確保が可能な野菜 (3)府内で生産されている野菜 | 昭和初期以前 |
| 奈良 | 大和の伝統野菜 | 大和の伝統野菜とは、戦前から本県での生産が確認されている品目で、地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法等により、「味、香り、形態、来歴」などに特徴をもつもので、20品目※を認定しています。 | 昭和20年以前 |
| 熊本 | くまもとふるさと野菜 | 熊本の人や風土とかかわりが強く昭和20年以前から熊本県内で栽培されてきた野菜や伝統料理と結びつき伝統的に栽培されてきた野菜。 | 昭和20年以前 |
| 鹿児島 | かごしまの伝統野菜 | 鹿児島の人や風土とかかわりが強く,郷土の食文化を支えてきた野菜で,古く(おおむね昭和20年以前)から県内で栽培されてきた野菜を「かごしまの伝統野菜」という。 | 昭和20年以前 |
| 沖縄 | 伝統的農産物(島野菜) | 健康長寿県として注目される沖縄において、戦前から導入され、伝統的に食されてきた地域固有の野菜 | 昭和20年以前 |
各地の在来作物研究会
在来作物の保護・活用に関心のある有志達が各地で設立し活動する団体
| 地域 | 団体名 |
|---|---|
| 青森県 | 青森県在来作物研究会 |
| 宮城県 | みやぎ在来作物研究会 |
| 秋田県 | あきた郷土作物研究会 |
| 山形県 | 山形在来作物研究会 |
| 福島県いわき市 | いわき昔野菜保存会 |
| 新潟県 | にいがた在来作物研究会 |
| 静岡県 | 静岡在来作物研究会 |
| 愛知県 | あいち在来種保存会 |
| 兵庫県 | ひょうごの在来種保存会 |
| 大分県 | おおいた在来作物研究会 |
| 鹿児島県 | 鹿児島伝統作物保存研究会 |
各地の在来作物の保存会
| 品種名 | 市町村 | 団体名 |
|---|---|---|
| 石倉葱 | 群馬県前橋市 | 石倉葱保存会 |
| 古田苅かぶら | 福井県敦賀市 | 古田苅かぶらプロジェクト |
| 長禅寺菜 | 山梨県甲府市 | 長禅ジーナ事務局 |