種に関するあれこれをまとめています。
道内各地やオンラインの種交換会に参加しています。(参加予定も掲載)
種苗店
種交換会で種を入手するのも良いですが、種苗店で販売している種子は固定化・選抜・交雑対策などがされ品質が保証されており、さらに発芽試験済(種苗法で義務付けられている)なので特に初心者にはお勧めです。
野口のタネ
固定種の種と言えばここ。管理人も野口のタネから始めました。
2020/5/30 野口のタネから固定種の種が届きました


つる新種苗
固定種、在来種、伝統野菜、F1種など様々な品種の種を取り扱っている。長野県の伝統野菜も多数。 「タネの未来:僕が15歳でタネの会社を起業したわけ」内での紹介を通じ知った種屋。

自然農法センター
自然農法に適するよう品種改良した交配種や、在来種を取り扱っている。
全て国内の採種場で採種しているので、国産種子から栽培したい人におすすめ。
公式サイトに栽培方法について詳細に記載があるので初心者にもおすすめ。
賛助会員になると受けれる割引クーポンが有る(管理人は賛助会員)

鶴頸種苗流通プロモーション
「タネの未来: 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ」の著者小林宙さんが起業した種苗店。 地方の珍しい在来種の種の取り扱い多数。

たねの森
世界各地の珍しい伝統品種やエアルーム種の種子が多数。 無農薬・無化学肥料・無消毒の固定種の種子のみを取り扱っている。 BD農法で採取された種子も取り扱っている。

農文協・農業書センター
主に農業・園芸の書籍を取り扱う書店で、多数の書籍を販売している。 鶴頸種苗と一反百姓じねん道の種子の取り扱いも行っている。(店頭販売のみ)

在来種・伝統野菜系
在来品種データベース
伝統野菜を研究する山形大学農学部の江頭教授と農研機構が制作した日本各地の在来種を紹介するデータベース。
品種特性、伝統的利用法、栽培・保存・継承の現状などを紹介している。
青森県在来作物研究会
青森県内の農家、大学研究者、主婦、飲食業など様々な方が在籍している。
年に1回2-3月の総会で在来作物に関する講演や種交換会を実施している。
管理人は賛助会員です。
あきた郷土作物研究会
2025年5月に「秋田の食文化を彩るあきた伝統野菜」を出版予定。
種関連書籍(きっかけ系)
固定種・在来種・自家採種と出会うきっかけとなった書籍
のうりん
岐阜県の農業高校を舞台にしたギャグ系ライトノベル(2014年アニメ化)
作者の入念な取材に基づいた農業関連の話題が出てくる。GM食品、家畜福祉、食料自給率、植物病理、ET牛、昆虫食、品種改良等テーマの幅が豊富。
原作3巻・アニメ10話で固定種とF1種に関する話が出ており、はじめて「固定種」の存在を知った自家採種の原点となった作品。
シードフィリアとしては育種や種苗店のカタログ・オリジナル品種に関する話が出てくる11巻もかなり面白い。
タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ
中学3年で「鶴頸種苗流通プロモーション」を起業した小林宙さんの著書
在来種が減りゆく中で、多様な種を残すことは食文化を守り人類の生存戦略に役立つと述べており、種の流通を促進し地域間の交流や品種の移動を加速化することを目指している。
社名の「種苗流通プロモーション」に込められた意味がここに現われている。
タネが危ない
固定種でおなじみの野口種苗研究所野口さんの著書
固定種・F1種などの種子に必要な基本的な知識(メンデルの法則、除雄、雄性不稔、自家不和合性等)、種苗関係者の視点から見た生産方法を初心者にも分かるよう説明している
形や成長が均質化したF1種の大量生産への適性・メリットを説明する一方で、家庭菜園で自家採種して育てれば親の形質が確実に遺伝する固定種栽培を推奨している。
種のシェア系
タネット
山梨県の斎田昊希さんが運営する種交換サイト。
自家採種した種子を欲しい人向けにシェアする機能や、欲しい種をリクエストする機能を使い、オンライン上で種の交換を行うことができる。
対面・オンラインを組み合わせた種交換会を主催している。
自家採種に必要な道具
電動唐箕
種子とごみを選別する際は伝統的に手箕と風を利用した風選が行われてきた。しかしこの方法を実践してみると、非常に手間がかかると感じ購入。
ゴミだらけだった六条大麦が1分足らずで綺麗になり、生産性の大幅な向上を実感。
ゴマ・シソなど極端に軽い・小さい種子を除けば、たいていの種子のゴミ取りに使える。
収納に余裕が有る場合は伝統的な大型の手回し唐箕を使うのもありかも。
使用している電動唐箕小型のため大豆・トウモロコシなど大きな種子を除き風選可能。
種苗法関連リンク
流通品種データベース
日本国内で流通している品種の品種登録の有無等を簡易に検索できるようにしたデータベース。
品種登録データ検索 で検索可能な農水省登録品種(取下・育成者権消滅含む)以外に、種苗メーカーが開発した一般品種の情報も確認可能。
対象の種子について種苗法の登録品種・商標登録の有無を確認することができる。
自家採種した種子を譲渡するにあたり、種苗法の登録品種・商標登録された品種のどちらにも該当しないことを確認したい場合に便利。