王滝カブ
おうたきかぶ

植物名/分類
カブ / アブラナ科アブラナ属
原産地
長野県王滝村
見つけた場所
長野県木曽町
見つけた日
2025/12/29
見つけたきっかけ
旅先で発見
概要
御岳山のふもと王滝村に江戸時代より伝わる在来カブ。 全国のカブを調査した結果、最も近い品種は山形県鶴岡市一霞の温海カブであった。 大宝寺義勝が庄内から木曽に転封された際に、一部の藩士は鶴岡市一霞に移り住んだ。 つまり庄内で栽培されていたカブが木曽と一霞に広がった可能性があることを示している。 カブは生育が早く、どこでも育つので平地が少ない木曽では救荒作物として重宝され、開田カブを始め他の在来カブに分化していったと考えられる。 本来は自家消費用として作られる細長い個体が多かったが、出荷用として甘酢漬けの需要が増えたことで漬物に向いている扁平の個体の栽培が増加している。 カブの葉っぱの部分は、すんき漬けという無塩の発酵漬物に使用される。 米を貸しても塩は貸すなと言われるほど塩が貴重な木曽で生まれた、先人の知恵が詰まった漬物である。
入手方法
道の駅木曽福島 Aコープ きそ店 道の駅 日義木曽駒高原 道の駅 今井恵の里 などで購入可能 木曽の在来品種だが、松本市でも栽培・販売されている
消費方法
葉っぱはすんき漬け、根っこは甘酢漬け
認証
関連書籍
『地域を照らす伝統作物』(大井美知男・市川健夫)
2025/12/29 長野県木曽路を北上する なかなかカブが見つからない中、道の駅木曽福島でで出会えた

すんきそばは乳酸菌が効いててうまい すんき漬けは米を貸しても塩は貸すなと言われるほど塩が貴重な木曽で生まれた無塩の発酵漬物

日野百草本舗 王滝店にて販売されている王滝赤カブ漬け



王滝カブの故郷王滝村に訪問

木曽ではカブは葉っぱを切り離して販売する

葉っぱはすんき漬け、カブは甘酢漬けにするためである


小さいカブは木曽福島、大きいカブは日義の道の駅で購入


酢につけると鮮やかな赤色になる

